怖い話と怪談まとめ

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【怖い話・心霊】消えた7階のフロア

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【怖い話・心霊】消えた7階のフロア

あれは、私が働いていたオフィスビルでの出来事です。そのビルは通常、地下1階から6階までの6フロアから成り立っていました。しかし、ある日、7階のフロアに関する不可解な出来事が起きました。それが、私たちの怖い話の始まりです。

ある晩、私は残業をしていました。他の同僚たちは既に帰宅し、オフィスは静まり返っていました。時計の針が午前3時を指す頃、私は何か異常なことに気付きました。7階のフロアから漏れる明かりと、足音のようなものが聞こえたのです。

当然のことながら、そのビルには7階のフロアは存在しないはずでした。私は不思議に思い、他の同僚たちに聞いてみることにしました。しかし、彼らは皆、7階のことを知らないと答えました。私は一人でその不可解な現象に立ち向かうことを決意しました。

エレベーターを乗り継ぎ、7階の扉に近づくと、その明かりはますます明るくなり、足音も大きくなっていました。私は心臓が高鳴り、扉を開けることに躊躇しましたが、なぜか好奇心が勝り、中に入ってみることにしました。

7階のフロアに足を踏み入れると、目に飛び込んできたのはまるで別世界のような光景でした。そこには壁に血のような赤い手形が付いており、床には足跡が続いていました。さらに、奥の部屋からは不気味な笑い声が聞こえてきました。

恐怖に駆られながらも、私はその笑い声が響く部屋に近づきました。部屋の扉を開けると、そこには見知らぬ人物が立っていました。彼は青白い顔をしており、血まみれの手を振りながら笑っていました。

「ようこそ、7階へ。」と彼は言いました。その言葉に戸惑いながらも、私は彼に尋ねました。「ここはどこですか?なぜ7階なんて存在しないはずなのです。」

彼はにやりと笑って答えました。「ここは消えた場所さ。7階は今は存在しないかもしれないけど、ここにはいつもそうだった。そして、あなたもこの場所に来たからには、もう二度と帰れないよ。」

私は彼の言葉に驚き、その場から逃げ出すことを決意しました。しかし、部屋を出ようとすると、彼は突然私に襲いかかってきました。私は必死に彼を振 off ることを試みましたが、彼の力は驚くほど強力でした。

そのとき、私はある考えに至りました。彼がこの場所に閉じ込められているのは、彼が何か邪悪な行為を働いたからかもしれないという考えです。私はその場で祈りを捧げ、彼を邪悪から解放しようとしました。

祈りを捧げると、彼は突然、身を震わせて叫びました。そして、彼の姿が次第に薄くなり、最終的には消えてしまいました。部屋の中の明かりも徐々に薄暗くなり、7階のフロアは元の世界に戻ったのです。

その後、私はビルの管理者にこの出来事を報告しました。しかし、彼らは7階のことを全く知らないと言い張りました。そして、私の話はただの幻聴だったのかもしれないと言われました。

しかし、私は確信しています。7階のフロアは消えた存在であり、そこに閉じ込められていた男の子を救うことができたのです。そして、その出来事から、私は超自然の存在に対する信念を持つようになりました。​​消えた7階のフロアは、私にとって永遠に忘れられない恐怖の記憶となりました。