怖い話と怪談まとめ

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【怖い話・怪談】寺のさい銭を盗んで若者に起こった恐怖のタタリ

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【怖い話・怪談】寺のさい銭を盗んで若者に起こった恐怖のタタリ

【怖い話・怪談】寺のさい銭を盗んで若者に起こった恐怖のタタリ

かつて、ある寺院の噂が広まりました。さい銭泥棒にあった寺から不幸が立て続けに起こるというものです。その寺では、誰もが恐れる呪いがあると噂されていました。しかし、若い男はその話を信じていませんでした。貧しさに飢え、命からがら生活をつなぐ日々の中で、彼にとって法外な財産は一切無縁のもの。そしてある晩、思い切った計画を立てたのです。寺の神聖な場所に忍び込み、ご神体の前に供えられたたくさんの硬貨を奪うという犯行。

深夜、誰もいないはずの寺へと潜入した男は、無事に金を手に入れて逃げ出しました。しかし、その夜から奇怪な出来事が彼の身に降りかかります。夜な夜な奇声が聞こえ、気配を感じるようになったのです。やがて、鏡を見るとその中には顔がない自分の姿が。愛する者たちが次々と奇病で倒れ、彼の周りには不幸が満ちていくのでした。

中には、さい銭を盗んだ者には絶対に赦しはないと恐れる人々もいました。彼らは男が大切なものを全て失い、最後には自らの命すら失ったと後に語り継ぐでしょう。若者が犯した過ちと、その代償が如何に重大であったかを。血のにじむような恐怖を胸に、その話は今も尚、暗い夜にささやかれるのです。